深センIoTツアー1日目

こんにちはこんばんは

つい先日,ホワイトホース株式会社様が提供する深センIoTツアーに参加してきました.

whitehole.asia

深センは中国のシリコンバレーとも言われている,ネットでも度々話題になる世界最先端の街です. 深センは中国の経済特区として指定されていまして,他の都市とルールが異なるものがいくつかあるのも特徴です.

例えば道路交通状況.
深センではガソリンバイクが禁止されており,バスの9割が電気自動車になっているそうです.
また,車もハイブリッド車か電気自動車のみのため道路は日本よりも静かで空気がきれいでした.
これは政府が電気自動車の導入を奨励しているためであり,経済特区ならではと言えるでしょう.

今回はそんな深センを見てまわり,素晴らしい体験ができたので忘れないようにブログに
書こうと思います.

ツアーの日程表に沿って,写真と動画を交えながら書いていきますので,
深センに興味がある,ツアーに興味があるといった人達の今後のアクションのひと押しになれば良いなと思います.

ツアー日程表

実際のツアーの日程表はメールで送られてきました. 内容はこんな感じ. f:id:ft0220:20181103164244j:plain この記事では華強北電子街視察,無人コンビニ,無人ホテル,o2oスーパーマーケットの4点に絞ってお伝えしたいと思います.

華強北電子街視察

ツアーのはじめは華強北電子街.日本で言うところの秋葉原のような街で,いろんなパーツやガジェットが売られていました.

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電子街入り口の様子
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電子街入り口に置いてあるシンボル.面にLEDが備え付けられており,夜になるときれいにライトアップされる

この街に降りる前に,深センの駐車場にどのように出入りするのかを見せてもらいました.

駐車場出入り風景 from ft0220 on Vimeo.

お気づきでしょうか?
深センでは駐車券というものがほぼほぼ存在せず,車のナンバープレートを画像認識することで駐車場の出入りを管理しているそうです.

日本では考えられないほどスムーズに駐車ができるため,駐車待ちの車というのがほとんど見当たりませんでした.

また,店の前にはこんなものもありました.

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傘のシェアリングマシーン
30分0.5元(2018年11月換算では30分8円)で利用することができます.また,よく使っている人は無料で使えるそうです.

こちらが実際の使用動画です.声が入っていたため,説明はカットしていますがアリペイで読み取り使用しています.

傘のシェアリング from ft0220 on Vimeo.

こういったもののシェアは傘だけではありません. 有名なもので自転車シェア.
今はもう衰退しているそうですが,全盛期は何十社とシェア自転車が街中にあった名残は今回のツアーでも見て取れました.
また,最近はどこのレストランや喫茶店に行ってもモバイルバッテリーのシェアマシンが置いてありました.
こういったもののシェアリングも深センならではと言えるかもしれません.

無人コンビニ

華強北電子街で気になる店を冷やかし,日本にはないガジェットを買ってから,お昼を食べて向かった先がこちらです.

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スマートコンビニ
こちらはレジに人がいないにもかかわらず,店舗に入り商品を購入できるスマートコンビニです.
このコンビニ,入店してから商品を購入し外に出るまで一切スマホが必要ありません.
全て顔認証で行っています.
そのスピード感はこちらの動画でお確かめください.(音が出ますのでご注意ください)

顔認証による入店 from ft0220 on Vimeo.

スマートコンビニ購入方法 from ft0220 on Vimeo.

スマホがないと何もできないというのは過去の話.
今はスマホがなくても生活できる.そんな予兆を感じさせてくれました.

無人ホテル

こちらは,ネットで予約しそのまま人と話すことなくチェックインできるというホテル.

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ホテルの外観
周囲はちょっと日本人が行くにはハードルが高そうなお世辞にも人通りが多い活気溢れた地域とは言えない場所.
また.写真だけだとわかりにくいかもしれませんが,外観もこんなハイテクホテルには見えない,そもそもホテルではなく空きビルみたいな雰囲気でした.
にもかかわらず,中は非常にきれいで設備も四つ星並で揃えていました.人件費やフロントにコストをかけていないぶん,格安で素晴らしい設備を利用することができます.
チェックインが完了するとロボットが部屋まで案内してくれます.
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かわいい
その様子が,こちらの動画です.

無人ホテル案内 from ft0220 on Vimeo.

ちらっとですが,部屋の中がきれいなことがわかっていただけたと思います. 中国国内でもまだ一般的なサービスではないらしいですが,見学中も利用者の方は何人もお見かけし,知る人は便利で使用しているといった感じでした. ただ,問題も多いです.
その一つが,ルームメイク.当初は掃除の人を雇わず募集をかけることで,雇用を最低限にしようとしたそうです.しかし,人によってルームメイクの差が大きかったりと,うまく運用できず現在はホテルで雇っている方がルームメイクをしていました.
スマートコンビニのときもそうでしたが,完全なる無人化,完全なるオートメーション化にはまだハードルがあるなといった印象を受けました.

O2Oスーパーマーケット

1日目最後はO2Oスーパーマーケット.
O2OとはOnlineToOfflineの略称で,店舗にある品物をネットで購入できるというサービスです.アマゾンのようにネットでしか買えないのではない,店舗でも購入できるし,ネットでも購入できるというのがポイントのサービスです.

中国のローカルスーパーは日本と比較すると小汚く,生鮮食品を買おうとは思えない店もあります.食べるものだからこそ,自分の目で見て信頼できるものを購入したいと思うのは万国共通.そういった点でこのO2Oスーパーマーケットはその日採れたものしか売らないという信念を持ち,中の雰囲気や売っている物も日本のスーパーと遜色ない鮮度で取り扱っており,普通の中国スーパーとは趣が異なっていました.

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店舗入口.ここだけ見ると日本のスーパーと見分けがつかない
しかし,このスーパー天井を見ると普通のスーパーでは見慣れないものが張り巡らされています.
それが,こちらです.
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店内の上を張り巡らされているレーン
これ何に使うのかといいますと,商品の運搬に使います.
ネットで注文された商品は店員が直接売り場から選定し,袋に入れ,このレーンに乗せ,外で待機している配達員の方達の手に渡ります.注文して30分以内には商品が届くというのですから驚きです. このスーパーは日本でも有名なアリババ社が手がけており,レジには人がおらずバーコード読み取りで決済が完了してます.さすがアリババ社運営スーパー.
このO2Oマーケット調べると日本でも実施している店舗は何件か既にあるようで,今後日本でも一般的になりそうな気配を感じるサービスでした.

2日目に続く

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ft0220.hatenablog.com